貫太郎が社長の滑川建設は、バブルの崩壊で今や倒産寸前の危機にあった。一家は、祖父・徳造、OLで長女の弥生、その婿養子・春樹、キャバクラで働いている次女の五月、男遊びが盛んな高校生の三女・ミナの6人家族。弥生は同じ会社の中年男との浮気を楽しみ、ミナは徳蔵が隠していた金の延べ棒欲しさに交合していた。ある日、ミナの彼氏マサルは剃刀で滑川家族を脅迫した。貫太郎に弥生を抱かせ、春樹と五木にもセックスを始めさせたのだ。マサルもその交合の輪の中に入り、すべて欲望の赴くまま肉体を貪り合った。快楽の渦に飲み込まれ、不義の関係に溺れていく三姉妹の運命は…