●70年代にピンク映画で人気を博した日野繭子、岡尚美をダブル主演にむかえ、歪みきった姉妹の肉欲の日々を描いた高橋伴明の脚本をピンク映画の名匠渡辺護監督が浮き彫りにした緊縛映画の秀作。
●今作は、1970年代後半から大量に創られ監督も数多く手掛けたいわゆる“緊縛もの”の代表作にして、
戦中の歪んだ時代を背景に共産主義者の恋人を特高に殺された少女の完璧な復讐を描く。
ストーリー
戦時下の山村に住む園と綾の姉妹。綾の恋人である宮田が特高刑事の小西に追われ、殺された。姉の園は小西の愛人であったが、綾は小西への復讐を誓う。ある夜、小西と園が情交を交わしているところを、綾が小西に襲いかかるが、逆に囚われの身となってしまう。小西は拘留すると称して、自宅に綾を幽閉した。縛り上げられ嬲られ処女を失った綾は、度重なる凌辱と食い込む縄にいつしか体が反応するようになり、異常な快楽をおぼえ始めた…