●主演は『丘ナオミ』1973年、芸名を丘奈保美に改め、日活に移籍。『四畳半襖の裏張り』『赤線玉の井 ぬけられます』『暴行切り裂きジャック』など多数の作品に脇役として出演する。1977年、岡尚美に改名。日活ロマンポルノだけでなく、渡辺護や高橋伴明監督のピンク映画、『殺人遊戯』など一般映画にも進出し、1979年には第一回ズームアップ映画で助演女優賞を受賞した。
●ピンク映画の巨匠と呼ばれた渡辺護監督が、ピンク映画を量産していた頃の緊縛映画。妻を全裸にして縛り上げ、胡瓜にマヨネーズをかけて股間に突き立てるという異常な夫婦のセックスシーンをはじめ、正常なセックスでは満足できない女性の淫乱ぶりを濃密かつ、ねちっこく描いた作品。
ストーリー
大学生の山下利彦は同じゼミで知り合った竹本奈美をホテルに誘って、餓えた獣のように荒々しく抱いた。奈美は初めての体験だったが、敏彦がやさしい愛撫もせずに欲望のためだけに責め立てたことに失望して去っていった。その後、利彦は千鶴子という女性と知り合ったが、彼女には輝雄という夫がいた。輝雄は変質者で千鶴子を緊縛して残酷なテクニックで責め立てた。その異常さに慣れている千鶴子は、利彦に正常位で抱かれて本当の悦びを知り、二人は不倫の愛に生きるようになったが、破綻は意外なかたちで訪れた…