●九十年代前半に話題となった風俗産業にイメージクラブがある。通称イメクラ。そのイメクラで女王といわれた林由美香が実名で出演をドキュメンタリー映画制作班が追うのだが…この映画は当時流行した疑似ドキュメント風の手法をひねり、「元アダルトビデオのスター由美香の行動を取材したドキュメント映画」の「製作現場」を描いた異色作。
●本作の重要人物・荒木太郎は、1996年に監督デビューを果たし、林由美香は彼の監督作品にも多数出演。ふたりの出会いの原点になった記念すべき共演作。
ストーリー
新東宝映画の製作担当・中田は最新の風俗業界を舞台にした映画を企画した。主なスタッフは監督・今岡信次と俳優・荒木太郎。当時、新しいタイプの風俗産業として話題になっていたのがイメージクラブ、通称イメクラ。その女王と呼ばれた林由美香は元アダルトビデオ界のスターである。映画は彼女の行動を負って撮影することになった。相手役の太郎は憧れのイメクラの女王・由美香に挨拶をすると、監督の指示でイメージプレイのテクニックを教えてもらう。次第に太郎は彼女に恋心を抱き始め…